躾の提案

どのように躾けるかは飼い主さんしだい。

もちろん、その犬種の性格や飼い主さんの生活で その可能性の幅は変わってきます。

なので全ての家庭で出来るというわけではありませんが、ここで提案したいのは朝の躾について。躾というよりも、流れかもしれませんね。

通常一般の朝の流れは「飼い主さん起床」→「犬起床」→「部屋に入ってきた飼い主さんに飛びつきながら挨拶」→「飼い主さんも挨拶」→「興奮する犬をかわしながらカーテンを開ける」です。

後これに「排泄処理」そして「給餌」がつく家庭が多いです。

お子さんがいらっしゃったり、365日特に大きく生活に変動の無い家庭ではあまり問題はありませんが、毎日に変動がある家庭では 挨拶と言えど このように興奮されるとちょっと困ってしまう事があったりします。

そこで提案です。

愛犬の朝は「おはよう!」で始まるように教えてみるのもいいですよ~。

私はAsh達に私が「おはよう!」と声をかけたら朝が始まるように教えています。つまり、朝の合図となる声をかける前に目の前をうろついたり パタパタしていても彼らはベッドの上で寝ているか、私の動きをポワ~ンと見つめているだけなのです。

そして「おはよ」の合図がかかると、ベッドから飛び出し 周囲をとび跳ねたり、ストレッチをしたり 匂いを嗅ぎあったり、通常の朝の挨拶をするのです。

ケージは利用していません。

「朝=挨拶・排泄・食餌」としてしまうと、起床後に人間後回しで対応しなくてはならない事も多く、日常の流れに変動のある私の生活にはそぐわないため、今の朝の流れがとても重宝されています。起床時間すれすれにお手洗いに向かっても犬達がもう起床の時間と間違えて「おはよ」と飛びついて起きてくる事がないのも良いところ。これは あくまでも私に対しての行動として教えています。

朝に興奮して吠えてしまう犬にもこういった躾をすると問題がなくなります。

子犬の場合お腹が空きすぎて吠える可能性があるので、その場合は食事の前に間食をさせて満たしてあげるのも一つの手となります。

猫にも同じように教えた所、犬よりも「そろそろ起きたかな~?」のチェックが厳しかったです。それこそ最初はベッドの上で薄目を開けてタヌキ寝入りから始めましたが、とある朝 変な音がするので目を思わず開けると、目の前にAshとAmu(猫)が並んで高みのあるベッドに顎を乗せて私を覗き込んでいたのには思わず噴き出してしまたのを覚えています。

一般家庭では皆さんの行動が犬の行動を引きだす格好となってしまっていますが、私の場合は私の通常の行動に彼らが反応しないよう教え 明確な合図によって行動・反応するように教えているだけです。

いろんな躾方があるので、形式にとらわれず一度他の家庭ではどのように生活をしているンか聞いてみるのも楽しいと思いますよ~!

色覚

一昔前まで犬には色が理解できない、白黒の世界といわれていましたが、今の学説では犬にもある程度の色が見えているとされています。

人間の目にある三つの錐状体細胞が犬には二つしかないので、人間のように色彩豊かとは言えないかもしれません。(鳥類はこの細胞が4つもあるようです!一体どんな世界なのか興味ありますね。)

犬の眼を通してみた風景を再現した写真がありますが、黄色が強いセピア色風景のような感じです。赤は見えないので全体的に黄色っぽい感じです。よく緑の芝の上に転がっているオレンジや赤のボールが見えないと言われますが、それは緑や赤に反応する錐体細胞が欠けている為、同色に見える為らしいです。再現写真では赤も緑も黄色に見えます。

ただそういった色が見えないからと言って その色が全くわからないわけではないと私は思っています。

色覚に異常を持つ画家の方がいらっしゃいますが、その方いわく、同じような色合いでも微妙な違いがあり、それを見分け使い分けているとの事。さらに訓練次第で細かい違いが見えてくるようなのです。

それを考えると私たちより感覚の鋭い犬達が微妙な違いを見分けていてもおかしくないはずです。犬達は生きる上で重要なことには長けているわけですから、本当に必要と感じればその色の微妙な色調を見分けてるのではないかと私は思っています。

ちなみにその画家の方は赤が見えないようです。でも、私なんかよりもずっと赤について理解していますし、絵にも赤色をたくさん利用されています。(あたりまえか、プロだもの。)

とにかく、芝生の上で犬達とボール遊びをするなら青や紫といった色を選ぶと犬達には見えやすいようなので、お勧めします。一番なのは模様が入っている方が、人間の目にもやさしいかも。

手洗い!

講習会に行ってまいりました。

法改正により、毎年行われる動物管理者の講習会です。

そこでの情報の一つです。

皆さん、手洗いって普通にしていますよね?食事の前とか、トイレ掃除した後とか、外から帰って後とか・・・・。

でもどの位時間をかけてますか???

通常は5~10秒以内に終了されるのでは・・・?私も簡単な手洗いはそのくらいです。あ、仕事の時にはしっかりやってます。

ただの水洗いでも、何もしないよりよいのは知っていましたが、実は洗い始め5秒までは逆に何もしていない状況よりも雑菌や汚れなどで汚いというデーターがあるようです。

30秒洗うと綺麗になるようですが、何故だか皆さん知っていましたか?

どうやら洗い初めて5秒はシワなどの間に入っていた物が浮き出してくる時間のようです!

皆さん、手洗いはしっかりとしてくださいね~。

車内でレッスン!

ペットとして飼う犬達のレッスンする場所はしつけ教室よりも、実践の場で、つまり毎日の生活でのしつけが一番重要です!

さてさて、その実践の場でレッスンしていただきたい場所に「車」があります。

皆さんは車の中でのレッスンをしていますか?

カウンセリングしていても気付きますが、意外と「ただ乗せているだけ」の飼い主さんが多いようです。

車に乗せるためのレッスンを小さい時からしておくと、とっても楽なので早めに着手してください。大型はもちろんの事ですが、小さい犬種に関しても車内レッスンは大切です。

これを怠ると、車中で暴れたり、吠えたり、排泄したり・・・・問題が出てきてしまいます。

私自身もAshとのレッスンではかなり時間を割きました。おかげで停車している車の中でジッとしているのが苦手でしたが、今は車の中で軽く寝たり本を読んだりと自分の世界に没頭できるようになったものです。

車内でもしっかり飼い主さんの言うことが聞けるように教えてあげてください。そして車内は落ち着く場所だと教えてあげましょう。一番良いのは車内でお昼寝ですね。犬も自然と落ち着くようになります。別に運転をしなくてもちゃんと車のレッスンとなります。まずは車でリラックスです。

車嫌いの仔は車に乗せて楽しい場所に行くと教えてあげるとよいですね。

ちなみにAssamの場合は私の所に来た時点で車にはなれていました。ただ、高速道路のようなスピード(エンジン音?)と振動にはなれていなかったので、少し吠える所がありましたが、昨年の夏には全く吠えなくなったので一安心です。

これから春になってポカポカと日が照ってきたら、それこそお昼寝時には車の中で!ですね。

生理食塩水続き。

先ほどの記事につけたし。

顔はちゃんと固定しないと洗浄できませんよ~。

戦場にならないように!

ちゃんと日頃のレッスン成果を出してくださいね。(固定した事が無い人は少しずつ練習してください。又は二人で行うと楽ですよ)

生食の温度は室温、又は人肌で暖めたくらいです。あまり冷たかったりするとビックリします。

後は、、片目を拭いたタオルで反対の目を拭かない事!でしょうか。

さあ、皆で生理食塩水!

理科の時間です!

生理食塩水、通称「生食(せいしょく)」を作りましょう!

生食は約0.9%の食塩水。

水550ccに対し調理用小さじ(5cc)にすりきり1さじ(5g)です。

作った生食は冷蔵庫で保管。その日のうちに使い切りましょう!!

水は水道水もしくは湯冷まし(10分ほど沸騰させるのが良いらしいです)を利用してください。

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さて、作ったところでこの使い道です。

最近保育園では結膜炎の仔がドドドっと増えましたが、よくよくお話をお聞きすると、皆さん、ただ目をこまめにタオルなどで拭いているだけとの事。?

実は「あら?もしかして、目が?」なんて時には、悪化して病院に行く前に自宅でできる事があります。

それは、目の洗浄です。

2005年から薬事法改正により薬局などでの購入が出来なくなったようですが、このように自分で作る事ができます。

Ashの目の洗浄には注射器の針がついていない物を利用しています。他にもいろいろ代用できると思いますが、目を開いて固定し、生食を流すだけです。片目に50~100ccも使わないくらいですから、布などを下に用意して簡単に洗浄する事が出来ますよ。

悪化していなければ大抵 目やにを発見してから数日でよくなります。

残った生食は皆さんの鼻・喉うがいに是非使ってください♪

雌が強い雌犬には避妊手術を。

もし仔犬を産ませないのであれば避妊(不妊)・去勢手術はしましょう。

というのが、私の意見の一つ。

最終的に決定するのは飼い主さんです。それなりの理由があるのであれば、強要はしません。

ただ、した方が良いです!と強調するケースも多々ありです。もちろん、理由としては行動が悪化するであろう場合です。

雄犬も雌犬の場合でも、避妊・去勢をしないことで行動が悪化する固体が必ずいます。

特に雌犬の場合 あまり避妊手術で行動は変わらないというのが定説ですが、「雌」が強い犬には効果ありだと思われます。行動を良くする、というよりも、悪化度合いを緩やかにする、という感じでしょうか。

雄犬も雌犬も手術のタイミングとして私が選ぶのは、荒れている時ではなくその荒れが収まり落ち着いた時なのですが、難しいのは、飼い主さんの意見に多いのは「前より行動が落ち着いたから手術はしない。」と仰るところですね。

行動は3才過ぎるまで良くなったり悪くなったり 周期的に変動しているものですし、ホルモンの出も周期的に変動しています。放っておくと大概は良くなった後に大きな波となって悪化するのが 良くあるケースです。

ただ、この良くなったときに手術をすると、悪化の波が小さくなるのですよ。再び行動が悪くなってからの行動矯正は、最初の行動矯正よりも難易度が上がります。

早くの避妊・去勢手術や、今起きている問題が避妊・去勢手術で直そうといのはお勧めしていません。

今まで持ち込まれた問題を見ていると、去勢手術をしないで行動が改善されたケースが多くあります。(←改善後に手術をお勧めしています。)

今現在問題を抱えている場合、何が問題の元になっているのかを見極める事が大切です。

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犬が人を襲う

犬の歴史をみると、現代のようにペット犬が中心だった時代はありません。

彼らは仕事によって適するように改良され続け、犬種は生まれました。もちろん、仕事だけでなく人の遊びにも活躍の場はありましたが。

実は犬種の中には 人を襲うために改良された犬もいるのです。もちろん、人種差別真っ只中の時代です。ただ、現在でもヨーロッパに行くとそういった犬種の血を引いた犬たちがいます。

実はそういった特別な犬でなくとも「攻撃に長けた犬」は大小問わず身近にいます。

吠える犬や噛む犬 全てが危険と言っているのではありません

ここで取り上げたいのは、人をも獲物視してしまう犬がいるという事。

相手を確実に「死」に追いやるには一線があり、通常のペット犬や過去に狩猟犬の歴史を持たない犬は、その一線を超える事はなかなか珍しいのです(例外はあります)。それは単に行動や学習の話しではなく、脳内の伝達物質の放出や流れそのものが違うのです。ちなみに、闘犬などの犬は訓練をして闘犬となりますが、もともと闘犬としての素質を持ってこそ成り立つのです。つまり学習で得るものとは違い、すでにそこに眠っている能力を引き出す訓練をしているだけなのです。(過去に犬に走る事を教えたのは?で書いた事と重なりますね)

犬にとって獲物となりやすい対象は フワフワしている・自分より小さい(目線が自分より低い)・キーキーと声が高い・自分から離れ行く 等。自分より大きな対象に向かっていく事が出来る犬たちもいるので、これはあくまでも基準です。 

自分より小さいという項目では 大人でもそういった対象になる事があります。それは、転んでしまった時。過去の事例を見ても 目の前で子供達が転んだ瞬間に攻撃的になったケースがとても多く 死亡例もあります。

この本能的な行動を抑えるのはとても難しく、そんじょそこらのしつけで無くなるもの・抑えられるものではありません。大げさに例えれば 人に飼われネズミの一匹も殺した事の無いようなライオンのような動物が、時として飼い主に襲いかかるようなものです。

記憶に新しいかと思われますが、幼児が二匹の犬(ロットワイラー・秋田犬)に襲われた事件がありました。

このロットワイラーは過去に狸などの小動物を捕まえて殺していた経歴があったようでしたが、この犬種はヨーロッパでは危険をはらんだ種として大変有名です。もともと明るい人好きの一面もありますが、ひとたび攻撃モードになると、とても好戦的で進んで攻撃に出ます(全てではありません)。過去の事件(人が生死に関わる危険な事件)を見てもピットブルに続き上位に入る犬です。

もちろん、英国で行われているように生後9週目の社会化期真っ只中位からみっちり社会性を身につけ、どのように振舞うか・感情をコントロールするかを学べば、ある程度抑えることが出来る部分もあります。

この犬がペット犬として飼われていたというよりも、ガード犬としての役割を果たしていた所もあったと考慮した場合、一番の不幸の元はこの飼い主さんが犬に対しての知識が無かったという事でしょうか。

コメントで「幼児を狸と間違えたのでは」とありましたが、この場合は決して幼児を以前に殺した事のある狸と間違えたわけではなく、小さな生き物を獲物としてしっかりと見ていたと考えるのが正解でしょう。

ロットワイラーだけでなく秋田犬も気をつけなければならない犬種だという事を忘れてはなりません。

そのように攻撃に長けた犬をペット犬として飼うと決めたのであれば、ペット犬に然るべき学習をさせてあげる必要があってこそ、責任ある飼い主と呼べるのだと思います。

又、知らずに飼われた方でも、万が一、そのような危険な徴候が見えた場合、まず考えていただきたいのは周囲の人の安全、そして家族の安全(特に幼児)です。できれば、身近な行動学に長けた専門家にご相談を一番にお勧めいたします。

意外に嗅いでいるのかも?

犬の嗅覚は人間に想像できないほど良いと言われていますが、実は人間も気付かない所で結構良いのかもしれません。

私が寄宿生活を行っていた時に、よく皆で「生理(月経)がうつる」とか「○○ちゃんが始まったら、私もそろそろか・・・」と話しをしていました(男性の方すみません、わからないかも。)。女性の皆さん、こんな体験ってありました?もちろん、いじめとかではありませんよ。一人の生理が始まると他の人も次々と連鎖のように生理が来る・・・・。

これって何の根拠もなく、なんとなくそんなものって私達は受け入れていました。通学生より寄宿生にその傾向がみられましたね。実はこれ、近年 実験した人がいるのです。欧米の女性ですが、その方も寄宿生活をしていてそれぞれの生理周期が同じ事に疑問を持ち実験を行ったのです。

実験はそれぞれの女性の匂いをつけた布を鼻の下に貼り付け 経過を見たところ、バラバラだった周期が一つにまとまったのです。まあ、理由は男性へのアプローチの為の体の反応ではありますが、一緒に生活をすると気付かない所で相手の匂いを嗅いで、ホルモンの流れさえも変えてしまっているようです。そんなに鼻が利いていたんですね?!(誰が基準にまとまるかまでは知りません)

そして更に、思春期の女の子が父親の匂いをとても毛嫌いする時期がありますよね?これも大きな理由があるのです。しっていました?

実は無意識的に遺伝子の近い男性を排除し、遺伝子の遠い男性を探しているらしいのです。女性が「この人の匂いが好き」って思う対象はほぼ遺伝子的に遠い存在なのですよ。つまり、近親交配をさけ種を健康に保つ為の手段というわけです。そんなに私達って鼻が良いの?なんて思ってしまいます。

あと面白い事に、家庭を持って出産すると遺伝子的に近い男性=父親の匂いが気にならなくなるそうです。その理由が 生まれた子供を守る存在として本能的に受け入れるようなのです。

ふぅ~ん。

匂いで遺伝子を嗅ぎ分ける、なんてすご技を私達も行っていたのですね~。というか、嗅ぐ能力もだけれど、本能的に遺伝子が近いと駄目なんだってプログラミングされている所もすごい。犬には無いですね~、それは。

というわけで、私達はまだまだ自分達の体の事さえも理解していないって事ですね。

概念2

7月に概念というタイトルで書き込んでいましたが、今回も「概念」の話し。

・・・もしかしたら、過去にも書いたかも知れませんが、そこはご愛嬌。きっと遠い昔で掘り繰り返しても探し出すのに時間がかかると思いますので・・・。

カウンセリングなどでチョコチョコと・・・・

「この仔は自分の事、人間だと思っているのではないでしょうか?」

と、質問されるのですが・・・。みなさん、どうでしょう?

実はこれ、この質問こそが人間の本質なのかもしれません。Aki&Ashによく通われている方であれば、私の答えはご存知名はず。はず・・?・・・・はず!!!

もちろん、行動学の一般論からお答えする事となりますので、将来的にこの答えが何らかの形で覆る可能性はゼロではありません。しかし、私の今までの動物との付き合いの中での体験・経験から言っても 一番納得する答えです。

単刀直入に言いますと、この答えは「犬達はそのように思っていません」です。

納得がいきませんか?

では視点を変えて見てください。

そもそも、犬にはそのような概念は残念ながら無いのです。

犬が感じるのは、人も犬もその他の動物もひっくるめて、「仲間」や「敵(攻撃・警戒の対象)」「獲物(捕食対象)」「無害のもの」などと分類分けをしています。

自分は犬なんだとか、人間なんだ、という思考は用い合わせていません。(これは人間です。という言葉もありません。)

自分という存在に関して考え込むのは人類特有の行動と言われています。哲学の始まりでしょうか。後、死に関しての考えも人間のように考える生き物は他にはいません。?

よくこのような質問をされる飼い主さんに飼われている犬は、他の犬と上手に渡り合えない、他犬と交流しようとしない、極端な怖がり、などの傾向があります。

つまり成長する過程で経験不足である可能性がとても強いのです。犬も社会性を持つ動物ですし、パックで生きる動物なのです。家庭の中の小さな社会しか知らなければ、それ以上の社会性は身につきません。

そういった事にならないように、しっかり小さい時から色んな事、勉強する機会を与えてくださいね。

(人間の本質という部分も機会があったら書きますね。長くなるので又いずれ。)

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