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犬が人を襲う

犬の歴史をみると、現代のようにペット犬が中心だった時代はありません。

彼らは仕事によって適するように改良され続け、犬種は生まれました。もちろん、仕事だけでなく人の遊びにも活躍の場はありましたが。

実は犬種の中には 人を襲うために改良された犬もいるのです。もちろん、人種差別真っ只中の時代です。ただ、現在でもヨーロッパに行くとそういった犬種の血を引いた犬たちがいます。

実はそういった特別な犬でなくとも「攻撃に長けた犬」は大小問わず身近にいます。

吠える犬や噛む犬 全てが危険と言っているのではありません

ここで取り上げたいのは、人をも獲物視してしまう犬がいるという事。

相手を確実に「死」に追いやるには一線があり、通常のペット犬や過去に狩猟犬の歴史を持たない犬は、その一線を超える事はなかなか珍しいのです(例外はあります)。それは単に行動や学習の話しではなく、脳内の伝達物質の放出や流れそのものが違うのです。ちなみに、闘犬などの犬は訓練をして闘犬となりますが、もともと闘犬としての素質を持ってこそ成り立つのです。つまり学習で得るものとは違い、すでにそこに眠っている能力を引き出す訓練をしているだけなのです。(過去に犬に走る事を教えたのは?で書いた事と重なりますね)

犬にとって獲物となりやすい対象は フワフワしている・自分より小さい(目線が自分より低い)・キーキーと声が高い・自分から離れ行く 等。自分より大きな対象に向かっていく事が出来る犬たちもいるので、これはあくまでも基準です。 

自分より小さいという項目では 大人でもそういった対象になる事があります。それは、転んでしまった時。過去の事例を見ても 目の前で子供達が転んだ瞬間に攻撃的になったケースがとても多く 死亡例もあります。

この本能的な行動を抑えるのはとても難しく、そんじょそこらのしつけで無くなるもの・抑えられるものではありません。大げさに例えれば 人に飼われネズミの一匹も殺した事の無いようなライオンのような動物が、時として飼い主に襲いかかるようなものです。

記憶に新しいかと思われますが、幼児が二匹の犬(ロットワイラー・秋田犬)に襲われた事件がありました。

このロットワイラーは過去に狸などの小動物を捕まえて殺していた経歴があったようでしたが、この犬種はヨーロッパでは危険をはらんだ種として大変有名です。もともと明るい人好きの一面もありますが、ひとたび攻撃モードになると、とても好戦的で進んで攻撃に出ます(全てではありません)。過去の事件(人が生死に関わる危険な事件)を見てもピットブルに続き上位に入る犬です。

もちろん、英国で行われているように生後9週目の社会化期真っ只中位からみっちり社会性を身につけ、どのように振舞うか・感情をコントロールするかを学べば、ある程度抑えることが出来る部分もあります。

この犬がペット犬として飼われていたというよりも、ガード犬としての役割を果たしていた所もあったと考慮した場合、一番の不幸の元はこの飼い主さんが犬に対しての知識が無かったという事でしょうか。

コメントで「幼児を狸と間違えたのでは」とありましたが、この場合は決して幼児を以前に殺した事のある狸と間違えたわけではなく、小さな生き物を獲物としてしっかりと見ていたと考えるのが正解でしょう。

ロットワイラーだけでなく秋田犬も気をつけなければならない犬種だという事を忘れてはなりません。

そのように攻撃に長けた犬をペット犬として飼うと決めたのであれば、ペット犬に然るべき学習をさせてあげる必要があってこそ、責任ある飼い主と呼べるのだと思います。

又、知らずに飼われた方でも、万が一、そのような危険な徴候が見えた場合、まず考えていただきたいのは周囲の人の安全、そして家族の安全(特に幼児)です。できれば、身近な行動学に長けた専門家にご相談を一番にお勧めいたします。

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